ロッジに着く前に、もうサイがいた|南アフリカ・Tshukudu Game Lodge宿泊記

南アフリカ、クルーガー国立公園の西側にある私営保護区に、2泊しました。
※この記事には、野生動物が獲物を食べている場面の写真が含まれます。
この記事のポイント
- 2泊3日でゲームドライブは計4回(朝2時間・午後3時間)
- 3食+ドライブ込みのフルボードで、1泊 R2,567〜(2名1室・2026年8月時点)
- レンタカーで行けます。小型車で問題ありませんでした
ゲートを入った時点で、もうサファリだった
私たちはレンタカーで、自分たちで宿へ向かいました。
保護区のゲートをくぐると、そこから先は砂の道です。その道を走っていると──
道の先に、キリンが立っていました。

その2分後には、木陰にサイが寝ています。

まだチェックインもしていません。ガイドもいません。自分たちの小さなレンタカーです。
ゲートから宿までの道が、もうサファリでした。
そのたびに車を停めて写真を撮っていたので、宿に着くまでずいぶん時間がかかりました。この時点で「ここはそういう場所なんだ」と分かりました。
これから行く方へ: ゲームドライブは決まった時間に、ほかの宿泊客と一緒に出発します。 午後のドライブに間に合うよう、昼過ぎには着いておくのがおすすめです。 ゲートから宿までの間にも動物がいて何度も停まることになるので、時間には余裕をみておいてください。
Tshukuduは「サイ」という意味
あとから知ったのですが、「Tshukudu(チュクドゥ)」はソト語で「サイ」という意味だそうです。
この保護区に最初に戻された動物のひとつがサイで、それが名前の由来になったと、公式サイトに書かれていました。
5,000ヘクタールの私営保護区で、1980年から family owned。Big5がいます。
部屋と食事
コテージは1軒ずつ独立していました。
茅葺きの屋根、ベッドには蚊帳。エアコンもあります。豪華ではありませんが、必要なものは揃っている、という感じでした。


食事はビュッフェでした。
昼食は、壁のない茅葺きの建物の中。テーブルがいくつか並んでいて、外の景色がそのまま見えます。開放感がありました。
夕食は、砂地を木の柵で囲った屋外の場所でとりました。ボマと呼ばれる、サファリロッジの定番のスタイルだそうです。
1回目のドライブ ― 出発12分でライオンだった
到着した日、昼食を終えると、そのまま午後のゲームドライブに出発しました。
ゲームドライブは決まった時間に出発します。車にはほかの宿泊客も一緒に乗るので、プライベートツアーではありません。到着した日は、昼食をとって少し休んだら、もう出発の時間でした。
そして出発から、わずか12分後のことです。
茂みの陰にライオンがいました。その前には、食べかけのシマウマが横たわっています。

まだ食事の最中でした。オスとメスが並んで、こちらを気にする様子もありません。
着いた初日の、最初のドライブです。サファリというものを、いきなり見せられた感じでした。
そのあとはキリンの群れ、イボイノシシ。水の中にはカバが浮かんでいて、1頭が大きく口を開けました。

そして日が傾いてきた頃、ガイドさんが車を停めました。
安全な場所で降ろしてくれて、岩の上に登って、ドリンクタイムです。

これはサンダウナーと呼ばれる、南部アフリカのサファリの習慣だそうです。夕暮れどきに見晴らしのいい場所で飲み物を出してくれる。

日が落ちてからも、ドライブは続きます。スポットライトで照らしながら走り、暗闇の中にサイが浮かび上がりました。

夜、声だけが近かった
部屋に戻ってからのことです。
夜になると、いろいろな動物の唸り声が聞こえてきました。
当時は柵があったかどうかも意識していなかったのですが、いま写真を見返すと、コテージの裏に柵が写っています。
ただ、細い支柱にワイヤーを張っただけのものでした。大きな動物なら、簡単に越えられそうに見えます。
そういえば、夜はあまり外に出ないように言われていました。ガイドさんも、サファリのあいだはライフルを持っていたと思います。
そして声は、すぐ近くに感じました。
姿は見えません。距離も分かりません。それがかえって怖くて、私は外に出られませんでした。
水辺のシロサイ
翌日の午後、保護区に戻ってきたときのことです。
水辺に、サイが何頭も集まっていました。かなり近くで見られました。

あとで調べて分かったのですが、これはシロサイです。
見分け方は簡単で、口が横に広くて四角ければシロサイ、上唇が尖っていればクロサイ。シロサイは草を食べるので、開けた場所や水辺に出てきます。だから見つけやすいのです。
いっぽうクロサイは藪の葉を食べるので、茂みの中にいて姿を見せません。
サファリで見るサイは、たいていシロサイだそうです。
2回目のドライブ ― チーターの兄弟
2日目の夕方も、ドライブに出ました。
木の上にはヒヒ。ライオンの群れにも会いましたが、この日は草の上で休んでいるだけでした。
そして暗くなりかけた18時すぎ。
チーターの兄弟が、仕留めたばかりのインパラを食べている場面に出会いました。
2泊3日で、ライオンとチーター、2種類の捕食動物の食事に立ち会ったことになります。
サファリで狩りの跡に出会えるのは運次第です。これはかなりの当たりだったと思います。
チーターと歩いたこと
Tshukuduに泊まった一番の目的は、実はチーターでした。
私が滞在した2018年当時は、朝のチーターウォークが宿泊者向けに行われていました。 人に育てられたチーターと一緒に、保護区の中を歩くのです。
ただし——あのとき一緒に歩いた子たちは、もういません。
ロッジの公式サイトからもチーターの紹介ページは消えています。現在も同じ体験ができるかは分かりません。
チーターウォークを目的に行かれる方は、必ず事前にロッジへ問い合わせてください。
泊まるには
料金(2026年8月時点)
1泊 R2,567〜(2名1室)。フルボードで、以下が含まれます。
- ウェルカムドリンク
- 朝食・軽い昼食・夕食
- 朝のゲームドライブ(約2時間)
- 午後のゲームドライブ(約3時間)
私が泊まった2018年も、朝と午後に1回ずつでした。2泊で計4回です。
季節・人数・宿泊日数で変わるので、最新の料金は公式サイトで確認してください。
場所・行き方
南アフリカ・リンポポ州、ホードスプロイト近郊。クルーガー国立公園の西側です。
最寄りはホードスプロイト・イーストゲート空港(HDS)。ヨハネスブルグから国内線が毎日出ています。
私たちはレンタカーで行きました。 保護区内は砂の道ですが、小型のハッチバックで問題ありませんでした(5月・乾季)。
Googleマップで検索するときは注意が必要です。 同じ地名で「Air Force Base Hoedspruit」という空軍基地がヒットすることがあり、当時ロッジに問い合わせるまで気づかずに間違えかけました。予約確認メールに記載された住所・座標で確認するのが確実です。
予約
公式サイト(tshukudulodge.co.za)から。
どんな人に向いているか
- 初めてのサファリで、確実にBig5を見たい人 ガイド付きで保護区内を回るので、自分で探す必要がありません
- クルーガー国立公園は広すぎる、と感じている人 5,000ヘクタールと小さめで、その分濃く回れます
- レンタカーで自由に動きたい人 空港からのアクセスがよく、周辺にも行きたい場所があります
そして、この記事でいちばん伝えたいこと。
ホードスプロイト周辺は、Tshukuduだけで終わらせるのがもったいない場所です。
私たちは滞在中の1日を使って、近くにいる有名なカバに会いに行きました。
※この記事の体験部分は、2018年5月に宿泊した際の記録です。 料金・サービス内容は2026年8月時点で確認したものです。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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