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南アフリカ・ジンバブエ10泊11日|ロボスレイルとサファリ、全行程と費用

南アフリカ・ジンバブエ10泊11日|ロボスレイルとサファリ、全行程と費用

2018年5月、成田からシンガポール・ヨハネスブルグを経由してジンバブエのビクトリアフォールズへ。そこから豪華列車ロボスレイルで南アフリカのプレトリアまで縦断しました。

そのあとクルーガー国立公園の西側に移動して、保護されたチーターと歩き、人に育てられたカバに会い、最後に白ライオンに触れました。

10泊11日、2名。実際にかかった費用は、合計で約86万円でした。そのうち約50万円がロボスレイルなので、列車を除けば36万円ほどの旅です。

そして往復の国際線は、ANAの特典航空券(エコノミー)で取りました。 実際に払ったのは燃油サーチャージと税金だけです。

この記事は、その全行程と費用の記録です。個別の体験は、それぞれの記事に分けて書いています。

この旅で会えた動物

  • チーター(Tshukudu/保護された3きょうだい・野生に戻りかけた兄弟)
  • カバ(ジェシカ/人に育てられた個体・ブライデリバーの野生の群れ)
  • ライオン(ワンゲ国立公園・Tshukudu/野生、ライオンパーク/白ライオン)
  • シロサイ(Tshukudu)
  • ヌーの大群(ワンゲ国立公園・夜明け)
  • キリン、シマウマ、ゾウ(ワンゲ国立公園、Tshukudu)
  • ヒヒ、ベルベットモンキー(ビクトリアフォールズの遊歩道、ワンゲ)
  • ライラックニシブッポウソウ(ワンゲ国立公園)

全行程

日程 行き先 泊まった場所
1日目(5/18) 11:26 長野発→14:24 成田空港駅着/17:00 成田発(NH803)→23:15 シンガポール着 機内
2日目(5/19) 2:00 シンガポール発(SQ478)→6:35 ヨハネスブルグ着/10:50 ヨハネスブルグ発(SA40)→12:30 ビクトリアフォールズ着→Shearwater社の送迎で14:00 Kingdom Hotel着後、ジンバブエ側を散策/15:30ホテル発でザンベジ川サンセットクルーズ/クルーズ後そのままThe Bomaへ(19:00) ビクトリアフォールズ市内(Kingdom Hotel)
3日目(5/20) 7:45ホテル発でヘリコプター遊覧(8:00)/ザンビア側を散策/昼食後ジンバブエ側を再度散策/17:00ロボスレイル発車 ロボスレイル車内
4日目(5/21) ワンゲ国立公園でゲームドライブ ロボスレイル車内
5日目(5/22) 終日、車窓 ロボスレイル車内
6日目(5/23) 10:00 プレトリア着→送迎車でヨハネスブルグ空港へ/12:15発(SA1227)→13:15 ホードスプロイト着→AVISでレンタカー→Tshukudu Tshukudu Game Lodge
7日目(5/24) ゲームドライブ/ジェシカ/ブライデリバーキャニオン Tshukudu Game Lodge
8日目(5/25) 11:00車返却→12:00発(SA1226)→13:00ヨハネスブルグ着(5時間遅延)/14:00 インターコンチネンタル サンドトンタワーズ着 インターコンチネンタル ヨハネスブルグ・サンドトンタワーズ
9日目(5/26) 午前ライオンパーク→11:00チェックアウト/11:55空港着→13:55 ヨハネスブルグ発(SQ479) 機内(フライト中)
10日目(5/27) 6:10 シンガポール着/市内観光(16時間トランジット)→22:15 シンガポール発(NH844) 機内
11日目(5/28) 6:30 羽田着 —

移動が多い行程です。列車で3泊、ロッジで2泊、都市で1泊、機内で3泊。 荷解きらしい荷解きをしたのは、Tshukuduの2泊だけでした。

行きは成田発、帰りは羽田着でした。ちなみに自宅は長野で、成田までは新幹線と空港連絡列車で向かいました。

かかった費用

正直に書くつもりでしたが、旅程を几帳面につけていた夫のメモが出てきたので、ほぼ全項目、実際に払った金額そのままです。

項目 金額(2名) 備考
国際線 成田⇄羽田/ヨハネスブルグ(ANA特典航空券・エコノミー) ¥20,920 燃油サーチャージと税金のみ。1人¥10,460
国内線 ヨハネスブルグ→ビクトリアフォールズ(SA40) ¥32,420
空港→Kingdom Hotel 送迎 ¥3,080 Shearwater社($14/人)
ザンベジ川サンセットクルーズ+ヘリコプター22分(パッケージ) ¥57,200 Zambezi Explorer社に一括予約($520)
The Boma ディナー&ドラムショー ¥11,660 送迎込み($106)
Kingdom Hotel(ビクトリアフォールズ)1泊 ¥23,732
ロボスレイル 3泊(プルマンスイート) 約49.7万円 R24,850/人での見積もり
プレトリア駅→ヨハネスブルグ空港 送迎 ¥7,600 ロボスレイル手配(New World Safaris社)
国内線 ヨハネスブルグ⇄ホードスプロイト(往復・SA1227) ¥77,740
レンタカー(ホードスプロイト・AVIS) ¥12,230
Tshukudu Game Lodge 2泊(Standard Twin) ¥63,828 Agoda予約。フルボード・ゲームドライブ4回込み
インターコンチネンタル ヨハネスブルグ・サンドトンタワーズ 1泊 ¥34,590
ジンバブエ入国ビザ・ジェシカ入場料など細かい現金払い 概算¥15,000 記録が残っていない小口の支払い
合計 約86万円

食費はほとんどかかりません。 ロボスレイルは食事も飲み物も全部込み、Tshukuduもフルボードです。10泊のうち6泊分の食事が宿代に入っています。

そしてこの合計には入れていませんが、もう一つ実額が分かっているものがあります。ライオンパークの「ウォーキングwithライオン」オプショナルツアー、2名46,740円。 事前予約していたのに、フライト遅延で行けず、キャンセル料100%の規定でまるごと無駄になりました。悔しいので、費用の内訳とは別枠にしています。

ロボスレイルは8年で2倍以上になりました

私が2018年に払ったのは、R24,850/人、3泊・2名で約49.7万円でした。

2026年8月時点の公開料金を調べると、同じ区間・同じプルマンスイートでR66,500/人、2名で約133万円です。ランド建ての値上がりと円安が重なって、8年で2.6倍になっていました。

ロボスレイルが旅費の半分以上を占めていますが、逆に言えば、それ以外は「普通のサファリ旅行」の価格帯です。

そして私の場合、いちばん高いはずの国際線が、税金だけの1人¥10,460でした。

1〜2日目:成田からビクトリアフォールズへ

自宅は長野です。新幹線と空港連絡列車で成田へ向かい、夕方の便でシンガポール、ヨハネスブルグを経由してビクトリアフォールズへ。ホテルに着いたのは翌日の午後2時でした。

チェックインしてすぐ、ジンバブエ側の滝を少しだけ歩きました。本格的に歩いたのは翌朝なので、この日はほんの入り口だけです。

そのあと、ホテルから15時半に送迎で出て、ザンベジ川のサンセットクルーズに出ました。船の上でお酒を飲みながら夕日を見る、というだけの時間です。

期待していた川の動物には、この日は会えませんでした。カバもワニも見えないまま、日が沈みました。

ビクトリアフォールズのKingdom Hotel。ジンバブエ様式の外観
滞在したKingdom Hotel

クルーズが終わったら、いったんホテルに戻らず、そのままThe Bomaのディナー&ドラムショーへ送ってもらいました。炭火焼きの肉料理を食べながら、地元のダンサーたちの演舞を見る、観光客向けのショーレストランです。着替えに戻る時間がもったいなかったので、クルーズ会社に直接頼んで、Bomaまで送ってもらいました。ディナーのあとは、そのままホテルまで送ってもらえました。

3日目:滝の上を飛んで、夜は列車に乗る

朝7時45分にホテルを出て、8時からヘリコプターに乗りました。22分のフライトで、前日のサンセットクルーズとセットで予約したものです。上から見ると、滝が地面の裂け目に吸い込まれていくのがよく分かります。このとき、ブッシュの中に象の群れが見えました。 この旅で最初に見た野生動物です。

ヘリコプターから見たビクトリアフォールズ。水煙が高く上がる
ヘリコプターから見たビクトリアフォールズ

そのあとザンビア側へ渡って散策し、昼食をはさんでもう一度ジンバブエ側を歩きました。5月は水量が多い時期で、遊歩道はほとんど土砂降りの中を歩くようなものです。カッパは必須でした。

遊歩道にはベルベットモンキーとヒヒがいます。 人慣れしていて、荷物や食べ物を狙ってきます。カメラを首から下げたまま、ザックは前に抱えて歩くくらいでちょうどいいと思います。

夕方、駅に向かいました。ホテルから車でわずか6分。17時、ロボスレイルが発車しました。

4日目:ワンゲ国立公園の夜明け

列車を降りて、ワンゲ国立公園のゲームドライブへ。まだ暗いうちに出発します。

霧の中に、ヌーの大群がいました。 数えられないほどの黒い背中が、草原いっぱいに広がっています。

夜明けの霧の中、ワンゲ国立公園で見たヌーの大群
夜明けの霧の中のヌーの大群

その群れから少し離れた木のかげに、ライオンが1頭、じっと座っていました。 こちらを見て、また群れの方に目を戻します。何も起きませんでしたが、その場の空気だけで十分でした。

キリン、シマウマ、ゾウ、ヒヒ。ライラックニシブッポウソウの青も見られました。

そして夜は、列車のダイニングカーで正装のディナーです。昼はサファリ、夜はタキシード。 この落差がロボスレイルという乗り物のすべてだと思います。

ロボスレイルのダイニングカー。正装でディナーをとる
正装で迎えるロボスレイルのダイニングカー

5日目:終日、車窓

一日中、列車の中です。

窓の外は、赤い岩山と乾いた低木がずっと続きます。何をするでもなく、窓の外を見ているだけの日でした。

この「何もしない一日」が、実はこの旅でいちばん記憶に残っています。

6〜7日目:Tshukudu Game Lodge

朝10時、列車はプレトリアに着きました。実はこの区間の飛行機、あとから出発が30分繰り上がっていて、列車を降りる直前にロボスレイルのマネージャーに相談して、下車後の送迎を早めてもらいました。 そこからロボスレイルが手配してくれた送迎車でヨハネスブルグの空港へ移動して、プロペラ機でホードスプロイトへ飛びます。空港でAVISのレンタカーを借りて、Tshukuduへ。

ゲートを入った時点で、もうキリンとサイがいました。 チェックインより先にサファリが始まっていた、という感じです。

到着後すぐのゲームドライブでは、出発12分でシマウマを仕留めたライオンの群れに出会いました。

そしてここで、保護されたチーターと歩きました。この旅でいちばん書きたかったことは、この記事に全部入れています。

7日目:ジェシカと、ブライデリバーキャニオン

Tshukuduに泊まった2日目、午前中にレンタカーでジェシカに会いに行きました。人に育てられたカバです。

未舗装路を7km走った先にいます。四駆でなくても行けました。

カバとキスをした日|ジェシカに会いに行く

午後はブライデリバーキャニオンへ。ここでは野生のカバを見ました。ジェシカに会った直後だったので、同じ動物とは思えないほど違って見えたのを覚えています。

8〜9日目:ヨハネスブルグとライオンパーク、そして長い帰り道

ホードスプロイトからヨハネスブルグへ飛ぶ予定が、5時間遅れました。

もともとは到着日にライオンパークへ行き、その日のうちにヨハネスブルグ泊、という予定でした。着いたのは夕方で、その日はもうどこにも行けません。

ホテルのコンシェルジュに相談したら、翌日の車を手配してくれました。施設に寄って、そのまま空港へ送ってもらう段取りです。

翌朝ライオンパークを回って、昼過ぎにヨハネスブルグ発の便に乗りました。ここから日本まで、丸一日以上かかる帰り道です。

シンガポールには早朝に着きました。次の便まで16時間ほどのトランジット。 せっかくなので市内へ出て、マリーナベイの夜景が見えるレストランで食事をして、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのライトショーを見ました。長距離フライトの合間に、もう一つ別の旅が挟まっているような時間でした。

夜、シンガポールを発って、翌朝、羽田に着きました。

この行程で良かったこと・失敗したこと

良かったこと

ロボスレイルを「移動」として使ったこと。 ビクトリアフォールズからプレトリアまでは、飛行機なら2時間半です。それを3泊かけて移動しました。効率は最悪ですが、この3日間がなければ、ただの詰め込みサファリ旅行になっていたと思います。

Tshukuduを2泊にしたこと。 ゲームドライブは1泊だと2回、2泊だと4回です。1回目でライオン、2回目でチーター、と会えるものが変わりました。サファリのロッジは、2泊が最低ラインだと思います。

5月に行ったこと。 乾季のはじめで、草が低く、動物が見つけやすい時期でした。未舗装路も乾いていて、小型のレンタカーで問題ありませんでした。

航空券を特典航空券にしたこと。 アフリカは航空券がとにかく高い行き先です。ここが0円になったので、その分をロボスレイルに回せました。**「移動をマイルで浮かせて、現地に全部使う」**のが、この旅の組み方でした。

失敗したこと

最終日の予定を詰めすぎたこと。 5時間の遅延ひとつで、ライオンパークの予定が丸ごと崩れました。アフリカの国内線は遅れます。最終日に「これだけは行きたい場所」を置くべきではありませんでした。

しかも、この日のライオンパークは「ウォーキングwithライオン」という事前予約制のツアーで、2名46,740円をすでに払い済みでした。 キャンセル規定は10日前から100%。前日の遅延ではどうにもならず、そのまま無駄になりました。時間指定のアクティビティを最終日に置くと、お金も一緒に消えます。

サンセットクルーズに期待しすぎたこと。 動物が見たいなら、クルーズよりワンゲのゲームドライブです。同じお金と時間なら、迷わず後者をすすめます。

滝で雨対策をしていなかったこと。 5月の水量では、遊歩道は本当にずぶ濡れになります。現地でカッパを借りることになりました。

これから行く人へ

ベストシーズンは5〜9月の乾季。 草が低く動物が見やすく、道の状態も安定しています。ただし滝の水量は5月ごろが最大なので、「滝も動物も」なら5月です。

ロボスレイルは早めの予約を。 運行日が限られていて、席数も多くありません。

マイルを使うなら、席を押さえてから日程を決める。 アフリカ路線の特典航空券は席数が少なく、狙った日に取れるとは限りません。私は先に航空券を確保して、そこに行程を合わせました。

サファリのロッジは2泊以上。 1泊では、たまたま何も出なかった日で終わります。

最終日には余白を。 国内線の遅延は前提で組んだほうがいいです。

現金はほとんど使いませんでした。 ロッジも施設もカードが使えます。



※この記事は2018年5月の記録です。料金・運行・営業状況はすべて変わっている可能性があります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

安田 由美
この記事を書いた人

安田 由美

元海外ツアーコンダクター/Web制作者

世界約70カ国を訪問。Web制作・SEOの仕事をしながら、動物に会う旅を続けています。

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