ヒルトンの無料宿泊特典でモルディブに2泊した|条件・予約方法・実際に使えた特典

2026年7月、モルディブのフヴァフェンフシに2泊しました。
泊まったのは、プライベートプール付きのラグーンバンガロー。
そして今回、2泊分の宿泊費は0円でした。
使ったのは、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの「ウィークエンド無料宿泊特典」です。
年間300万円以上をカードで利用し、カードを継続すると、無料宿泊特典を合計2泊分受け取れます。
帰国して1ヶ月半ほど経ってから同じ部屋の料金を調べてみると、ヒルトン・オナーズ割引適用で1泊$1,098。
2泊なら$2,196(約35万円)です。
それが、無料宿泊特典を使ったことで0円になりました。

年会費66,000円のカードなので、今回の2泊だけで年会費をはるかに超えていました。
実際に使ってみて感じたのは、この特典は「どこで、何泊に使うか」で価値がかなり変わるということでした。
特にモルディブでは、宿泊費とは別にリゾートまでの送迎費がかかります。
だからこそ、1泊だけ使うよりも、無料宿泊特典を2泊以上まとめて使うメリットが大きいと感じました。
この記事では、
- 無料宿泊特典をもらう条件
- ダイヤモンドステータスとの集計期間の違い
- 実際の予約方法
- モルディブで使うときに知っておきたい送迎費
- 送迎費が高いモルディブで連泊するメリット
- SLH提携ホテルで実際に受けられた特典
- 300万円使わない場合の無料宿泊特典の考え方
まで、実際に使った経験をもとにまとめます。
実際にいくら浮いて、いくら払ったのか
まずは、フヴァフェンフシ2泊で実際にかかった金額です。
| 項目 | 通常ならかかる金額 | 実際に払った額 |
|---|---|---|
| 宿泊(2泊・プール付きラグーンバンガロー) | $2,196 | $0 |
| 空港からの往復スピードボート(2名) | 108,622円 | 108,622円 |
| 食事(夕食2回・2名) | — | $348.78(約5.5万円) |
宿泊費は本当に0円でした。
一方、無料になるのは宿泊部分なので、空港からリゾートまでの送迎や食事代などは別に必要です。
モルディブでは、多くのリゾートへ船や水上飛行機で移動します。
今回のフヴァフェンフシでは、2人分の往復スピードボート代として108,622円かかりました。
ここは国内ホテルで無料宿泊特典を使う場合とは大きく違うところです。
外貨の円換算について
この記事の円換算は、執筆時点(2026年8月)のレートである1米ドル=158円を目安に計算しています。為替は変動するため、円換算額は参考程度にしてください。
なお、スピードボート代はモルディブ・ルフィア建て(9,961.32MVR)で、実際のカード請求額は108,622円でした。
$2,196を1ドル158円で換算すると、約35万円。
カードの年会費は66,000円なので、今回の無料宿泊特典だけでも年会費を十分に回収できた計算になります。
そもそも、どうやってもらえる特典なのか
ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアム・カードの年会費は66,000円(税込)です。
ウィークエンド無料宿泊特典は、次の条件でもらえます。
| 条件 | もらえる無料宿泊特典 |
|---|---|
| カードを継続 | 1泊 |
| 継続+年間300万円以上利用 | 合計2泊 |
つまり、300万円使わなければ1泊ももらえないわけではありません。
カードを継続するだけでも1泊分がもらえ、年間300万円以上利用すると、さらに1泊追加されます。
利用するときには、いくつか条件があります。
- 金・土・日曜日の夜の宿泊に利用
- スタンダードルームに空室がある場合
- 1室2名まで
- 特典には有効期限がある
わたしの場合、モルディブに泊まったのは7月17日(金)と18日(土)でした。
2泊とも対象日に収まったので、2枚の無料宿泊特典を続けて使うことができました。
旅程を組むときは、先に無料宿泊特典を使う週末を決めて、その前後にほかの予定を組み込むと使いやすいと思います。
ルル
先に無料宿泊特典を使う週末を決めて、その前後に旅程を組むと使いやすいよ
ダイヤモンドと無料宿泊特典は、集計期間が違う
ここは、実際にカードを使っていて少し分かりにくかったところです。
このカードでは、年間200万円以上利用すると、ヒルトン・オナーズのダイヤモンドステータスを獲得できます。
一方、無料宿泊特典の追加1泊は年間300万円利用が条件です。
一見すると、
300万円使えば、ダイヤモンド+無料宿泊2泊
と単純に考えられそうですが、実は2つの特典では集計期間が違います。
| 特典 | 条件 集計期間 |
|---|---|
| ダイヤモンドステータス | 年200万円 暦年(1月1日〜12月31日) |
| ウィークエンド無料宿泊特典の追加1泊 | 年300万円 カードのプログラム期間 |
わたしは12月末に入会したため、2つの期間がほぼ重なりました。
そのため1月からこのカードに支払いを集めることで、200万円と300万円の両方を比較的管理しやすかったです。
入会時期によっては2つの集計期間がずれるため、カードを作ったら、まず自分のプログラム期間を確認しておくと安心です。
ルル
ダイヤモンドと無料宿泊特典では集計期間が違うので、自分のカード年度を確認しておいてね
300万円を、どうやって使ったか
わたしの場合、何も意識せず生活していて300万円に届いたわけではありません。
年初から、できるだけ支払いをこのカードに集めました。
- 1月1日からカード決済をできるだけ集約
- スーパーなど日常の細かな支払いもカードへ
- 300万円を達成したら、そこから先はANAカードへ切り替える
という使い方です。
300万円を達成するために余計な買い物をしたわけではなく、もともと支払う予定だったものを1枚のカードに集めたという感覚です。
そして条件を達成したあとは、ANAカードへ戻しました。
特典を取るためのカードと、それ以外の支払いで使うカードを分けておくと、効率よくポイントやマイルを貯められると思います。
無料宿泊特典が付いたのは、わたしの場合2月の初めでした。
アメックスのアプリではなく、ヒルトンのアプリに「無料宿泊特典」として表示されます。
300万円使わなくても、夫婦で無料宿泊特典を増やす考え方もある
わが家では、わたしが基本カード会員で、夫は家族カードを使っています。
この場合、家族カードを持っている夫に別の無料宿泊特典が発行されるわけではありません。
ただし、無料宿泊特典は基本カード会員がカードを継続すると1泊分受け取れます。
そのため、夫婦それぞれが基本カード会員になる、という持ち方も考えられます。
たとえば、
本人が基本カード会員として継続 → 1泊
配偶者も基本カード会員として継続 → 1泊
なら、年間300万円利用の追加特典を使わなくても、世帯として2泊分を持つことができます。
さらに、どちらか一方が年間300万円利用の条件を達成して追加1泊を獲得すれば、世帯では合計3泊分を持てる計算になります。
| 持ち方 | 年会費合計 | 無料宿泊特典の考え方 |
|---|---|---|
| 本会員1人+家族カード | 66,000円 | 継続1泊+300万円達成でもう1泊=最大2泊 |
| 夫婦それぞれ本会員 | 132,000円 | 継続だけで1泊+1泊=2泊 |
| 夫婦それぞれ本会員+一方が300万円達成 | 132,000円 | 2泊+追加1泊=3泊 |
年間300万円以上をカードで使う家庭なら、1枚に支払いを集約して2泊を狙うほうが年会費を抑えられます。
一方で、
「年間300万円までは使わないけれど、夫婦で高級ホテルに2泊したい」
という家庭なら、それぞれ基本カード会員になる方法も比較できます。
また、年間300万円を使える家庭でも、送迎費の高いモルディブなどで3泊したいなら、夫婦それぞれが本会員になる価値が出てくる場合もあります。
もちろん、基本カードを2枚持てば年会費も2人分必要です。
どちらが得かは、
年間のカード利用額・年会費・無料宿泊特典をどこで使うか
まで含めて考える必要があります。
予約は電話で行う
ウィークエンド無料宿泊特典の予約は、オンラインではできません。ヒルトン・オナーズのカスタマーケアに電話して予約する必要があります。
ヒルトンアプリの「無料宿泊特典」の欄を開くと、電話番号と予約方法が案内されています。
予約前には、公式サイトやアプリでポイント宿泊のスタンダードルーム枠を確認しておくと候補日を探しやすいです。
本命はウォルドーフ・アストリアだった
特典が付いてすぐ、旅行の約5ヶ月前に電話しました。
最初に希望したのは、ウォルドーフ・アストリア モルディブ イサルフシです。
無料宿泊特典は、1泊5万円のホテルに使っても、1泊20万円のホテルに使っても、消費するのは同じ1泊分。
それなら、普段なかなか泊まれないホテルに使ってみたいと思いました。
ところが、希望日は満室。
さらに7月中で空いている日を聞いてみましたが、空きはありませんでした。
人気の高いホテルで無料宿泊特典を使いたい場合は、特典が付与されたら早めに候補日を探すのがおすすめです。
そこで次に予約したのがミライドゥでした。
しかし予約時に水上飛行機の料金を聞き、最終的に空港からスピードボートで行けるフヴァフェンフシへ変更しました。
この変更が、結果的にはかなり大きかったです。
モルディブこそ、無料宿泊特典は「連泊」で使いたい
モルディブで無料宿泊特典を使ってみて、特に感じたのがこれです。
送迎費が高いからこそ、無料宿泊特典は複数泊まとめて使う価値が高い。
モルディブのリゾートは、空港から水上飛行機やボートで移動します。
候補にした3つを比較すると、送迎費はかなり違いました。
| リゾート | 所要時間 移動手段 | 1人・往復 | 2名 |
|---|---|---|---|
| ウォルドーフ・アストリア | 約30分 ヨット | $960+税・サービス料 | 約$2,470 |
| ミライドゥ | 約35分 水上飛行機 | $880 | $1,760 |
| フヴァフェンフシ | 約30分 スピードボート | $323 | $646 |
ウォルドーフとフヴァフェンフシは、どちらも空港から約30分。
それでも送迎料金には大きな差があります。
つまり、モルディブでは「空港から近い=送迎が安い」とは限りません。
ホテルを決めるときは、宿泊料金だけではなく送迎料金まで含めて比較したほうがいいと思います。
送迎費は、連泊するほど1泊あたりの負担が小さくなる
今回、フヴァフェンフシの往復送迎は2人で108,622円でした。
この金額は、1泊して帰っても、2泊して帰っても基本的には同じです。
単純に1泊あたりで考えると、
| 宿泊数 | 往復送迎費 | 1泊あたり |
|---|---|---|
| 1泊 | 108,622円 | 約108,600円 |
| 2泊 | 108,622円 | 約54,300円 |
| 3泊 | 108,622円 | 約36,200円 |
もちろん、泊数が増えれば食事代などは増えます。
それでも、空港とリゾートを往復するための固定費は変わりません。
だから送迎費の高いモルディブでは、無料宿泊特典を1泊だけ使うより、2泊、3泊とまとめて使ったほうが特典を活かしやすいと感じました。
今回のように2泊分の無料宿泊特典を持っていたことは、単に「17万円の部屋がもう1泊無料になった」以上に価値がありました。
高い送迎費を払って島まで行くからこそ、その場所に無料でもう1泊できる価値が大きいと思います。
もし3泊分の無料宿泊特典を用意できれば、同じ往復送迎費のまま、さらにもう1泊滞在できることになります。
ルル
モルディブでは宿泊料金だけでなく「送迎費÷泊数」まで考えると、無料宿泊特典の価値が見えやすいよ

SLH提携ホテルでは、ダイヤモンド特典の楽しみ方が少し違う
わたしはヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員です。
フヴァフェンフシの部屋には、ダイヤモンド会員向けのウェルカムレターが置かれていました。
書かれていた主な特典は、
- Wi-Fi無料
- ボトルウォーター
- レイトチェックアウト(空室状況による)
- 2名までの朝食
- 空室状況に応じたアップグレード
です。

フヴァフェンフシは、ヒルトンの自社ブランドではなく、SLH(Small Luxury Hotels of the World)との提携ホテルです。
そして、そもそもフヴァフェンフシは全46室という小さなプライベートアイランドリゾート。
大型ホテルのようなエグゼクティブラウンジはありません。
その代わり、このホテルで印象に残ったのは、一人ひとりのゲストとの距離が近いサービスでした。
朝食は、毎朝楽しみになるくらい良かった
ダイヤモンド特典の案内には「コンチネンタルブレックファスト」と書かれていました。
ヒルトンでは「コンチネンタルブレックファスト」という表記でも、実際には内容が充実していることが多く、フヴァフェンフシでも期待どおりの朝食を楽しめました。
Celsiusでいただく朝食はハーフビュッフェ形式。
サラダなどを自由に取れるだけでなく、温かい料理はメニューからオーダーできます。
わたしが頼んだのは、トリュフスクランブルエッグとスフレパンケーキ。

朝食については「無料で付いてきたから良かった」というより、普通に朝食そのものがとても良かったです。
このホテルは大満足でした
今回、アップグレードやレイトチェックアウトは空室の関係で利用できませんでした。
でも、それでホテルの満足度が下がったかというと、まったく逆です。
フヴァフェンフシでの滞在には大満足でした。
このホテルでは、各バンガローにThakuru(バトラー)が付きます。
わたしたちを担当してくれたバトラーさんも、会うたびにいつもにこやか。
困ったことがあればすぐに対応してくれて、滞在中ずっと気持ちよく過ごすことができました。
46室しかない小さな島だからこそ、大型ホテルとは違った、ゲスト一人ひとりを見てくれているようなサービスがあります。
そしてチェックアウトの日には、その良さをさらに感じる出来事がありました。
制度以上に嬉しかった、ホテルのおもてなし
帰りの飛行機は23時10分発でした。
12時にチェックアウトすると、出発までかなり時間があります。
朝食をとっていたとき、総支配人が挨拶に来てくださり、「何かありますか」と声をかけてくれました。
そこで、
「フライトが遅いので、どこか部屋を使わせてもらえませんか」
と聞いてみました。
すると、空いていた3ベッドルームヴィラの一部を20時まで使わせてもらえることになりました。
寝室ひとつとダイニングなどの共用スペースでしたが、シャワーを浴びたり、荷物を置いたり、夕方まで海を眺めながら過ごすことができました。

これはダイヤモンド会員のレイトチェックアウト特典ではなく、ホテル側の厚意で対応していただいたものです。
もちろん、いつでも同じ対応を受けられるわけではありません。
でも、こういうところに、わたしはフヴァフェンフシの良さを感じました。
シンガポールのヒルトンとは、まったく違う楽しみ方だった
この旅では、モルディブへ行く前にシンガポールのヒルトンにも2泊しました。
そちらではダイヤモンド会員としてエグゼクティブラウンジを利用でき、朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルまで楽しめました。
一方のフヴァフェンフシは、わずか46室の小さなプライベートアイランドリゾートです。
エグゼクティブラウンジはありませんが、その代わり、担当のバトラーが付き、スタッフとの距離も近く、島全体でゆっくり過ごすようなホテルでした。
シンガポールではラウンジという分かりやすい特典を楽しみ、フヴァフェンフシでは朝食やホテルそのもののサービスを楽しむ。
同じヒルトン・オナーズでも、ホテルによってまったく違う滞在を楽しめる。
今回2つを続けて泊まったことで、それも面白さのひとつだと感じました。
ルル
SLH提携ホテルは、ヒルトン公式の予約システムから直接予約しないとオナーズ特典もポイントも対象外になるよ
ヒルトンアメックス・プレミアムは、どんな人に向いている?
今回実際に無料宿泊特典を使ってみて、このカードと相性がいいと思うのは、こんな人です。
- 年間300万円前後のカード決済を無理なく集約できる
- ヒルトン系列のホテルを利用する
- 週末に旅行できる
- 無料宿泊特典を、宿泊料金の高いホテルで使いたい
- 夫婦や家族でホテル旅行を楽しみたい
- ダイヤモンドステータスも活用できる
年間300万円を達成するために無理に買い物をするのであれば、特典のための支出になってしまいます。
一方、もともと年間300万円程度のカード決済があるなら、その支払いを集約するだけで、今回のような無料宿泊特典を狙えます。
また、300万円を使わない場合でも、カードを継続すれば1泊分の無料宿泊特典があります。
夫婦で旅行する場合は、本会員1人に支払いを集約するのか、夫婦それぞれが本会員になるのかまで考えてみると、自分たちに合った使い方が見つかると思います。
実際に使って分かった、無料宿泊特典を活かすコツ
今回の経験から、次に使うなら意識したいポイントをまとめます。
- 無料宿泊特典を使う週末から旅程を考える
- ダイヤモンドと無料宿泊特典の集計期間を確認する
- 人気ホテルを狙うなら、特典が付いたら早めに空室を探す
- モルディブでは宿泊費だけでなく送迎費も比較する
- 送迎費が高い場所ほど、無料宿泊特典を連泊で使う価値が高い
- 夫婦なら、家族カードだけでなくそれぞれ本会員になる方法も比較する
- ホテルのブランドや特徴によって、ダイヤモンド特典の楽しみ方も変わる
- 空室状況による特典は確約ではないので、使えたら嬉しいくらいに考える
使ったカード
今回使ったのは、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードです。
年会費は66,000円(税込)。
決して安いカードではありません。
でも今回、
約35万円相当のモルディブ2泊 → 宿泊費0円
という使い方ができました。
さらに同じ旅行では、シンガポールのヒルトンでダイヤモンド会員としてエグゼクティブラウンジも利用しています。
わたしの場合、この年はカードの特典をかなり活用できました。
特に、もともと年間300万円程度をカードで支払う予定があり、無料宿泊特典を高額なホテルで使える人にとっては、検討する価値のあるカードだと思います。
一方、300万円を使わなくても、カード継続で1泊分の無料宿泊特典があります。
夫婦で旅行するなら、本会員1人に支払いを集約して2泊を狙うのか、夫婦それぞれ本会員になって2泊、さらに条件次第では3泊を狙うのか。
年会費と普段のカード利用額、そして「どこに泊まりたいか」を合わせて考えると、このカードの価値が分かりやすくなると思います。
わたしの場合は、高い送迎費を払ってでも行きたいモルディブだからこそ、無料でもう1泊できた価値はとても大きかったです。
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